「独身女がペットを飼ったら終わり」説はウソ

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大分前に、私の大好きな番組「世界の果てまでイッテQ」を観ていて、いとうあさこさんが、「独身が犬を飼ったら終わりっていうけど、飼ってなくても独身なんだから関係ないじゃん。」と言っているのを聞いて、昔は私もまわりに似たような事を言われていたことを思い出した。

私も犬を飼う事を本格的に考えて、ペット可物件に引っ越しをするため物件めぐりを始めたときに、「もう少しまったら?」とか「金魚にしたら?」などと言われた。飼った後は「あぁ〜、やっちゃった。」と言われた事も。

数年前まで、婚活と仕事が忙しく、自宅と職場の往復だけが続く日々で心の中は悶々としていた。ずっと犬を飼いたかったけれど、「独身女が犬を飼ったりマンションを買ったりしたら終わりだよ。」という根拠のない周りの声に押され、一歩を踏み出せないでいた。しかし、自分で期限を決めてこの日までに、絶対わんこをお迎えする と決めて出会ったのが、今、一緒にエクアドルでも一緒に住んでいる愛犬。この仔をお迎えしてからわたしの人生は劇的に変わった。

ペットを迎えたあとの、心の大きな変化

愛犬を迎える前は、「他人から好かれるか?」とか外部からの愛情を求めがちで、心が飢餓状態だったけれど、愛犬の世話をしたり、無条件に愛情を注ぐことで、気持ちが満たされ、「わたしは誰かに愛されたいんじゃなくて、何かを愛したかったんだ」と気が付いた。そして、その愛情を注ぐ対象は「男」ではなく、ペットでも趣味でも家族でも、自分が全力で「何かをしたい。」と思えるものなら、何でもいいのだ。

それに気が付いたあとは、「こんなに心が満たされるなら。結婚なんてしなくていいわ。」と思った。だから「犬を飼ったら終わりなんだよ。」と思う人もいるかもしれないけれど、私にとっては「愛情を注ぐ対象は自分の周りにいくらでもある」と気が付いたことは、結婚相手を見つける事よりも、大きな意味のある発見だった。

おまけに犬を飼い始めて、生活のリズムが整い、朝は早く起きて近所のスタバでコーヒーを買った後、近くのビーチまで散歩に行く。普段みなれた近所でも犬と一緒に出掛けることで、すれ違う人と会話をしたり、車で通りすぎるだけでは気が付かなかった発見がある。心がすごく穏やかになった。

ペットと似たような話で「独身女が家を買ったら終わり」という説もあるけれど、私はマンションも独身の時に買った。全く後悔はない。初めて購入したマンションの鍵を手にした時は、達成感と嬉しさしかなかった。

結婚以外の自分の「なりたい姿」にフォーカスしよう。

私が言いたいことは、「ペット」や「家」を手に入れることで幸せになれるってことじゃない。周囲の余計な声に惑わされず、自分で自分の心を満たす行動をする事。「将来自分がなりたい姿」を思い浮かべて、それに向かって行動を起こすことが大事だということ。それは「〇〇の奥さん」とか「○○会社に勤めている人」じゃなくて、「自分がどんな人間になりたいか」、それを心にしっかりと刻む必要がある。私の場合は「経済的に自立して、自分以外の人やモノに対しても、愛情深くいられる人間でいたい。」だった。不思議なことに、周囲の婚活にまつわる根拠のない「説」を振り切り、愛犬に愛情を注ぎ、経済的自立を目指して「マンション」と手に入れたあと、数か月後に出会えたのが今の夫。人によって、「なりたい姿」は違うし、理想像に向かって取る行動は違うだろう。でも、自分の理想に向かって行動をとることによって、心は安定し、満たされる。その波動が「よりよいもの」を人生に運んできてくれるのだと、信じている。

もし、これを読んでいるあなたが婚活中で「ペットやマンションを手に入れたら終わり」と同じレベルの根拠のない説に振り回され、自分のやりたいことをできずにいるなら、「自分がなりたい姿」を思い浮かべて、それを実現に近づけるための行動をとってほしい。それは趣味でもボランティアでも何でもいい。そうやって、自分が前に進んでいるという実感が心を穏やかにして、色んな形で幸運が舞い込んでくる。そして自分のもとに訪れた些細な幸運にも気付ける人間になろう。それが婚活よりも、自分を幸せにできる近道だ。

みきこ

現在、夫と愛犬と南米エクアドル在住。エクアドルに来てから料理、スペイン語をはじめて毎日奮闘中。エシカルな暮らしを出来るところから実践中。

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