自己肯定感をあげる、「ことだまの力」

脳科学や心理学では顕在意識、潜在意識という言葉がよく出てきます。
聞いたことがありますか?
「顕在意識」というのは普段意識することができる意識です。
例えば「今日はこのセーターを着よう」「ランチは日替わり定食にしよう」など。
対して「潜在意識」というのは普段意識することができない意識(無意識)で、
「靴を履くときは何も考えず右から履いている」
「覚えたダンスは曲が鳴るとすぐ踊れる」などです。
顕在意識 (漢字にすると画数多いので「ケンちゃん」と言い換えます)、
ケンちゃんは左脳の働きで、
潜在意識 (無意識のハートの働きなので「アイ-愛-ちゃん」とします)、
アイちゃんは右脳、その比率はなんと 5:95!
そして6才までは右脳全開100%です!
人間の思考パターン、行動パターン、感情パターンの85%は6才までのデータで作られると言われています。
ですから、6才までに例えば「いつもかわいいね」「天才だね」「生まれてきてくれてありがとう」などと『まわり』に言われて育てば、
それがその子の「私」というデータを作ります。
「いつもぼんやりしている」「グズグズしないで!」「ダメじゃん!」と『まわり』に言われていれば「私はグズグズしていてダメな人」というデータを作ります。
そういったたくさんのデータがその子の価値観になり、6才以降その価値観をもとに思考、行動するのです。
『まわり』とは 親、家族だけでなくメディアの影響も大きいですよ。通りすがりのオバサン、ということもあるでしょう。
昔から言葉は「言霊(ことだま)-言葉には魂が宿る」といいますが、脳科学という学問などなかった昔の人たちも、無意識に(アイちゃんが!)感じていたのではないかと思います。
言葉は大事、といっても日々の生活の中ではついつい「ぼーっとしないで急いで!」とか「バカじゃないの?」など言ってしまうこともあるかもしれません。
しまった!と思ったら言い直せばいいんです。あなたが悪いのではありません。
ずーっと肯定的な言葉ばかり発するのは簡単ではありませんから。
でも意識することが大事で、しまった!→言い直し、を繰り返しているうちにかける言葉は変わってきます。
そして、6才過ぎててもいいのです。
今から、でいいのです。
いい言葉をかけられればかけられるほど子どもの自己肯定感は上がっていきます。
・かける言葉を意識すること
・しまった!と思ったら言い直す(これでO.K)
そしてもう一つ。
・寝る前に「今日も一日よく頑張ったわ私」と自分に声がけしてくださいね。(頑張ったと思っても思ってなくても、です)