「もう孤独に苦しまない!」完璧主義との上手な向き合い方

こんにちは(^^)
ホロスコープSPA主宰のMOEです。
今回は、【もう孤独に苦しまない!完璧主義との上手な向き合い方】というテーマでお届けします。
日本人には完璧主義が多い、とよく聞きます。
それで悩んでいる人も多いとか。
私は現在、中国上海市に住んで1年半。
上海も都会ではありますが、街中の綺麗さ、におい、お店のスタッフの働く姿・・・など、日本と比べると、とても大ざっぱ、あまり細かいことは気にしていない、お互いに干渉しすぎない感じがあり、全く異なります。
この違いは、私は、【完璧主義の度合い】なのではないかと感じています。
私自身が完璧主義だったので、上海の地で違和感を感じたのが始まりですが、こちらの土地柄や人柄に慣れてきた頃、完璧を貫くのを徐々にやめていきました。
正確には、完璧主義をやめることはできていませんが、”緩める”ことはできていると感じています。
そのおかげで肩の荷が降りて、軽くなれたのは、私の人生の中で大きな転機となりました。
なぜなら、完璧主義が、自分自身に苦痛を与えていた、つまり自分で自分を苦しめていたんだと気づけたことで、今では自ら苦しむことはしないからです。
さて、「完璧主義」と聞くと、どのようなイメージが浮かびますか?
・責任感がある
・信頼できる
・理想が高い
・手抜きをしない
・細かいところまで丁寧で正確
・・・など、とても高評価なイメージではないでしょうか。
まさに、日本人のイメージそのものです。
そういったイメージから、一見、周りの人たちに尊敬されて、信頼も厚い人物を想像しますよね。
もちろん、そういった面もありますが、しかし、完璧主義の当の本人は孤独を感じている、もしくは、自ら孤独な状況を作り出していて、本当に孤独だったりするのです・・・!!
だからこそ、完璧主義を手放したい…と悩むのかもしれません。
私自身が自ら生み出していた苦痛が、まさにその孤独感からの悩み・・・。
しかし、私のように環境をガラッと変えなくても、自分で自分を苦しめる完璧主義からは抜け出せます!
そもそも、まさか「完璧主義」が「孤独」と繋がっているとは思いもよらなかった、という声が聞こえてきそうです。
今回の記事では、「完璧主義」について、「孤独」との関係性を紐解き、あなたの中で「完璧主義」をどう扱っていくと、孤独を感じなくなるか、孤独な状況を作り出すことがなくなるか、をお伝えしていきます。
《完璧でありたいのは、なぜ?》
完璧主義は、成長していくなかでの、親からの扱われ方、関わる周りの人たちからの扱われ方で身についていくと言われています。
例えば、
テストで100点満点を取らないと親から褒められなかった
完璧に仕上げないとOKがもらえなかった
完璧でなかったら責められた
などの扱いです。
つまり、完璧であれば、褒めてもらえるし、高く評価してもらえる。
反対に、完璧でなければ、褒めてもらえない、評価も低い、相手にしてもらえない。
むしろ、完璧にできなかった時には、
「なんで出来なかったの!」と責められる。
そういう経験を積み重ねるうちに、完璧を目指して頑張り、常に完璧であり続けようとするのです。
この心理から、もうお気づきの方も多いかもしれません。
完璧でありたいのは、なぜなのか?
それは、相手からの高評価を期待しているから、褒めてもらいたいから、自分の存在を認めてもらいたいから。
そしてそれ以上に、
相手から責められたり、攻撃されたり、低い評価を下されたりすることを避けたいという心理が、その裏側に根深く潜んでいることは見逃してはいけないところです。
《完璧主義が生み出す孤独感》
「自分の完璧こそが正解」
そう思っていることで、完璧主義は成り立ちます。
当然、自分に厳しいのですが、他人にも同じように厳しくなりがちですし、他人にも自分と同じ完璧度合いを求めがちです。
そうすると、他人のちょっとしたミスや欠点に目が行き、他人を批判したり、バカにしたりしてしまうことも・・・。
その積み重ねで、相手から距離を置かれてしまったり、自分が相手より上に立とうとするあまり、自ら相手を遠ざけてしまったり、という悲しい結末を生み出します。
こうして、自分の居場所や安心できる場所が減っていき、孤独、孤立へと発展してしまうのです。
《完璧と上手く付き合い、孤独を生み出さないために》
完璧主義を手放したいと思った時、単純に、「じゃあテキトーにしよう」となりがちですが、これでは根本治療にはならず、より頑なな完璧主義にリバウンドしてしまうことになります。
本当に完璧主義を手放したいのなら、手放すのではなく、「完璧と上手く付き合うこと」をベースにし、これからお伝えする三つを是非取り入れてみてください。
まず1つ目!
あなたが「完璧」と思っているものと、他人が「完璧」と思っているものは違う
ということを覚えておきましょう。
「完璧」の度合いは、十人十色で、100人いれば100通りの「完璧」がある。
相手の「完璧」も認めることからスタートです。
そして、2つ目に!
自分自身が「完璧」と思って仕上げたものに対して、指摘されたり低い評価をされたりすると、けなされた、見下された、攻撃された、責められた、負けた・・・と判断してしまうのは、自分に自信がないから、ということを認めましょう。
完璧主義になるのは、
相手にとって完璧ではなかった
↓
私は完璧にしたつもりだったけれど、できていなかった
↓
完璧にできなかった自分を非難する
↓
さらに強固な完璧を目指す
というサイクルです。
これは、常に鎧を着て武装することと同じです。
鎧を着て武装するのは、自分に自信がない証拠。
誰からも、期待するような評価をされなくても、あなたはあなたのままで存在する意味があり、今ここに生きている!
それだけで自信を持っていいんですよ。
少しずつ鎧を脱ぐ心の準備を。
そして最後、3つ目!
これが一番大切ですが、
「完璧」を自己完結にする!!
完璧にするのは、他人からの評価を期待しているからではありませんか?
それをやめるのです!!
「完璧」とは?
→自分の力を出し切ること、自己完結
と設定してみてはいかがでしょうか。
自分が力を出し切れた!と思うなら、それで完璧。完結。
他人の評価を採用するのではなく、自分自身の評価を採用しましょう。
そして、それに対する他人からの評価がどんなものであれ、それすらも、1つ目にお伝えした通り、十人十色ですし、「評価」ではなく「一つの意見」と捉えるようにすることです。
この3つを取り入れて、完璧主義と上手く付き合えば、孤独から抜け出せますし、周りとより豊かに共生して、素晴らしい関係を育んでいけますよ!
では、また(^^)