添加物大国日本。日本を変えるのは私たち消費者だ!

Contents
■世界一嬉しくないレッテルが貼られる現実 【添加物大国日本】
日本の有機事情と海外の勇気事情

とってもショッキングな内容からスタートするこの記事ですが、
母国である日本に対して皆さんはどう言ったイメージを浮かべますでしょうか?
「日本食はヘルシー!」
「日本人は長寿!」
「日本人の知恵は素晴らしい!」
そう誇りに思う方も多いのでは無いでしょうか。
間違ってはいません。
日本の2000年を超える歴史の中ではそれぞれの時代の流れとともに
日本人の健康でいる為の知恵が引き継がれてきました。
その中で戦後日本の歴史を大きく変えたのは、“加工食品や添加物”の存在です。
特に添加物という存在は、「食品を長持ちさせる」為や「長期間保存が出来る」等の理由があり使用されるようになった経緯もあり、
体に無害と証明されているものや、決して一概に悪い物ではありません。
そして添加物を摂ったから直後にどうなるかという話でもありません。
これらは 体に徐々に蓄積していき、徐々に体を蝕むのです。
そして、その添加物。
日本では何種類使用が許可されてるかご存知ですか??
約1500種類です。
もちろんその中には、悪ではない添加物も入っています。
といっても「ん~多いのか~」とあまりピンとこないですよね。
ではこれではどうでしょうか?

食品添加物が許可されている種類
・アメリカ:133種類
・ドイツ :64種類
・フランス:32種類
・イギリス:21種類
?????
何かがおかしいですよね。
この4カ国と比べると日本だけ、桁が違います。
そしてこの4カ国と日本を考えると何を思い浮かべますでしょうか?
どこも、先進国 ですよね。
その中で日本だけ…どうしてこんな事になっているのでしょうか?
現状、他の国では”発癌性がある”と危険視されている添加物がごく普通に日本の市場で出回る食品の中で 頻繁に使われていることもあります。
例えば、皆さん、 日本食とアメリカの食事を比べた時、どちらが健康的だと直感で思い浮かべますでしょうか?
日本食は お味噌汁や納豆などの発酵食品があったりと、シンプルな味付け。
アメリカの食事は ハンバーガーやピザ、カラフルなシリアルや、歯が溶けるほど甘いソーダやジュース。
こう考えたときにそんなアメリカよりも10倍近く日本の方が添加物の量が多いのです。
そんな現実…皆さんはどう思いますか??
私は、日本は健康を維持する術を昔ながらにずっと引き継いでいる人がいるという事は事実であり、
元の長寿国日本に戻るポテンシャルはある。と信じています。
ですがここまで来たら、一気に変わることは簡 単ではありません。
こう文章で読んでも、「そっかぁ」と思っても実際に行動を改めよう。となる人も少ないかと思います。
今日は、添加物や添加物で染められた加工品の存在が日本人に対しどんな影響を及ぼしているのか、
この記事を読み、しっかり理解出来るようになります。
■糖尿病や、女性ホルモン問題..絶えない現代病が当たり前なのは、〇〇のせい?

添加物と聞き、私が真っ先に思い浮かべるのはコンビニです。
安く手軽に食事が買えて、時間も短縮になるもんだからとそんなコンビニに助 けられている人は多いのではないでしょうか。
このコンビニ、添加物の天国です。
上記でお伝えした通り、添加物の中には食べても平気なものもありますが、
コンビニなどに並ぶ食材のほとんどは、人体にとって安心か安全かなどわから ないような得体の知れない添加物をたくさん含んでいます…
便利とは言え、正体の知らないものを口に入れ続けることをしているのは現代人の大きな特徴です。
さらにコンビニには無添加と名乗る商品も並んだりと、一見コンビニも健康志向になって来たかと思いきや、
掘り下げて見てみると、その無添加が無添加で無い。可能性が非常に高いのです。
何故だかわかりますか?
それは、日本で【人体に影響がある】と定義されている添加物の量が非常にするないからです。
ヨーロッパなどと比べるとその差1/20のみ。
要はヨーロッパでは「発癌性がある」と定義がされていても
日本ではされていないこと、これによって”無添加”の記載が出来るのです。
さらにコンビニの商品と言えばほとんどの商品が”プラスチックの袋入り”ですよね。
このプラスチック何で出来ているかご存知ですか?
石油由来です。
プラスチックを燃やすと有害ガスが発生し、地球にとっても人間にとっても、害の大きいものです。
もちろんそれを直接人間が吸い込むわけではありませんが、
プラスチックはそういった毒性を持った性質であることには間違いありませんし、
そういったものは添加物同様、体に少しづつ蓄積していくものです。
少しづつなら大丈夫じゃん。
と思う方もいるかも知れませんが、この少しづつがまさに”塵も積もれば山となる。”です
有害ガスを発生する石油由来のプラスチック容器にに入れられた、添加物たっぷりの食品。
これがコンビニ食品の正体です。
これらを毎日摂り続けていれば、現代病のリスクは思いっきり上がります。
糖尿病や、女性ホルモン問題、近年増加しているアトピーやアレルギー。
これらを時代の流れと照らし合わせるならば、コンビニの存在は大きいでしょう。
一概にコンビニが悪いとは言いません。
便利でするどこにでも、あるのが良いところでしょう。
ですが、そういった健康面を考えるのであれば、頻繁な利用は控えることをお勧めいたします。
■オーガニックのメリット
そんな中で私が勧めるのが、【オーガニック】です。
オーガニックとは、有機農産物や有機食材のものを指します。
農薬や化学肥料を使用せずに、栽培してくださる農家の方々が日本にもしっかりいらっしゃるのです。
そんなオーガニックのもの”自然により近いもの”のメリットといえば
1【とにかく美味しい!!】
素材の味を感じることが出来ます。
現代人は化学調味料などでたっぷり味付けをされたものに慣れ麻痺していますが、
本来自然食のような、自然と調和したような食事に戻すだけで人間の味覚というものはどんどん戻ります。
塩胡椒といったシンプルな味付けだけでも、十分と感じられるようになるなど、
オーガニックの食に変えるだけでも、人間の体感としてメリットを感じられます。
2【地球に優しい】
オーガニックで無い食材には、化学調味料、添加物、 作物に対しても農薬や化学肥料が使われていたりと、
こういった有害化学物質は海や川へ最終的に流れ 水の生態系を破壊していきます。
私たちの視界として、見えないから気付く事が難しい現実もありますが人間である限り、私たちは地球のことを尊重するべきだと思います。
オーガニックはそういったリスクも軽減することが出来ます。
3【体にも心にも優しい】
ふつうの食品もオーガニックフードも栄養的にそんなに差はない、というのが定説になりつつあります。
ここまで、添加物や農薬などの使用が当たり前になっている中で暮らす現代人である私達が
普段の生活のなかで、完璧に100%ケミカル物質を避けるのはほぼ不可能でしょう。
実際、有機野菜と言われていても、これらは作物を作り出荷することは、とても簡単ではありません。
多少使われることもあるのは現実としてあります。
でもそれでも、大量生産を第一優先とし、大量の農薬などの薬を使用されている作物よりも
オーガニック製品である方が、圧倒的にリスクは下がると言えます。
メリットの中でも少し疑問点がある部分はありますね。ではここでデメリットも見てみましょう。
■オーガニックのデメリット
1【見極めが難しい】
ナチュラル!無添加!オーガニック!を謳っている商品でも、
日本の緩い添加物への規制を考えると、それがヨーロッパや海外では禁止されている成分だった。
なんてこともあり、しっかりと見分けをする為には、多少足りとも知識が必要となるでしょう。
この際は裏の成分表をしっかりみる癖をつけましょう。
1500種もの添加物の使用が認められることを考えると、それら全て何かを覚えるなんて気が遠くなる話です。
ましてや、化学物質は相乗効果や、物質によっては反発しあったりする力が働く場合もあります。
そうなると、中々100%理解をするのは、専門家でも大変な事です。
複雑な成分表であるものは、基本手に取らないといっその事決めて見ても良いかも知れません。
2【高い】
オーガニック食品が、ノンオーガニック食品よりも高いのはもう誰もがご存知ですね。
私の住むカリフォルニアでも1.5倍から3倍は価格は上がります。
タイトな家計簿では中々難しい、オーガニックを選びたいけど中々選べない。
そういった方もいるかと思います。
ですが、上記でも言ったように、”塵も積もれば山となる” 少しでも体のことや、健康、地球のことを思ってオーガニックの選択肢を取るだけで何も考えずに無関心でいるよりも圧倒的に病気のリスクは減ります。
そして、現代人は無駄が多いのです。
そういった無駄を少しづつ手放し、オーガニックのような良質なものを選択出来るように工夫すればタイトな家計簿でも”ベターな選択肢”を取れます。
例えば、化学調味料たっぷりのソースなどを当たり前のようにたっぷり買って使い切らず冷蔵庫で眠らす代わりに
原材料がシンプルはお醤油、みりん、酒を買う。など必ず使い切るもののみに絞る。
冷凍食品や、お惣菜をいくつも買うなら、少し体のことを思い、
ちょっと高いけど旬の有機野菜を代わりに買ってみる。
こういったもののチョイスと工夫を重ねれば、そこまで苦労するものでも無いかと思います。
私は実際に、スーパーでなんとなく買いを辞めました。
いつも買うもの、そして旬の野菜やフルーツを季節やシーズンに合わせ選ぶ。
その工夫だけでいかに無駄な出費が多いか気付かされました。
そして体にも心にも地球にも優しいチョイスをする自分を褒めると同時に、
昔から悩んでいた不調たちともさよなら出来ましたよ。
You are what you eat.
この意味がオーガニックの生活を始めた事で理解出来ました。

■現状を変えるのは私たち消費者だ。
メリットとデメリットを踏まえた上で、皆さんはどうお考えですか?
オーガニックの選択肢を広めるだけで良いことがあるなら、なぜ市場はオーガニック食材がこんなに少ないんだ?
コストが非常にかかる。
大量生産がしにくい。
食品が長持ちしない。
この3点と言ったところでしょうか。
実際に今ある身の回りのものを全てオーガニックに変えて日々暮らそうとすると、その分お金がかかります。
それは製造者や企業側も同じで、 そして安く沢山製造が出来て市場に出せるとなると、
経済面だけで考えればノンオーガニックの方がメリットが大きいと 考える事も多いでしょう。
ですがそんな中で、 消費者の健康を思い、よりナチュラルで自然な食材や原料を使用し、
商品開発に携わってくださっている企業さんや農薬や肥料を使わないで有機栽培を行ってくださる農家さんもいるわけです。
そんな現状の元、
消費者である私たちが、もの選びの際にオーガニックを選択することが増えれば、
製造側は「オーガニックは利益がある」とオーガニックの選択肢を増やしてくださるかもしれません。
ストアやスーパーに並ぶ商品も変わるはずです。
そう私は信じています。
エコや地球に優しくいることも、「私1人なんかじゃどうにもならない」と言う気持ちでみんなが居たら何も変わらないですよね。
ぜひ、今まではなんとなく何も考えずに選んでいた食材や、日用品などを選ぶ際に 1度立ち止まり、考えてみてください。
あなたは、”安心や安全”ではなく、価格の安さや今だけを優先しますか?
ずっと健康でいたい。
そう思う気持ちはみんな一緒。
この記事を読んで、少しでも物選びを考え直してみようかな?と思って思ってくだされば大変光栄です。
より多くの人が健康でいれますように。