【音楽は言葉も感情をも越える?!】

あなたは音楽が好きですか?
著者は長いこと音楽の世界に入り浸っていた人間なので「大好き!」とかのレベルを超え、
生活の一部、もしくは自分の一部、という認識なくらい、なくてはならない存在です。
音楽がわたし達人間の脳やからだにどんな影響を与えているか、知っていますか?
たとえば、
「よーし!今日のto doリストを気合い入れてやるぞー!」という時、
ちょっとテンションを上げるために音楽のボリュームを大きくしてしまうと、
脳の気が散り、注意が散漫してしまいます。
クリエイティブな仕事や創造力を使う仕事には、
「無音や雑音があまりない環境より、適度なレベルのあるノイズがある環境の方が創造力が働く」という研究結果が出ています。
更には音楽と運動の関係性を見てみると、
無音や雑音があまりない環境での運動は長続きしづらく、
「無音状態より音楽を聴きながらの方が、自転車に乗るひとのペダルを漕ぐスピードが速くなった」という調査結果がありました。
人間のカラダは 疲れると”休みたい”と脳に信号を送ります。
でも音楽を聴いていると、脳が音楽に気をとられるので “休みたい”というカラダのシグナルが見過ごされやすくなるためなんです。
あまり強度のある運動だと負荷が強すぎて、音楽を聴いていても負荷の辛さが勝ってしまうので、
軽度~中度の負荷運動が適していると言われています。
また、運動している時の辛さを音楽が緩和するため、運動が長続きしてエネルギーの効率をアップすることにも繋がるのです!
さらに、筆者の経験で合致したことがあります。
だいぶ昔のことですが、車で長距離運転をした時、
眠気や疲れがあったので、テンションが上がる音楽をかけて走っていました。
ただ、あまりにもノリノリになりアクセルペダルを無意識に踏み込み過ぎてえらいことになったことがあります。
気持ちが高ぶり過ぎてしまったのでしょうが、これも脳がカラダからの “眠い!疲れた!”というサインを見過ごしてしまったことと繋がりますよね。
他にも、「好きな音楽からそのひとの性格が読める」という研究もあったりと、
音楽とわたし達の脳やカラダは思いもよらないところで繋がっていると、改めて感じました。
そして今日では脳梗塞や脳出血、そして認知症の方などの治療のツールとしても役立っています。
記憶力や認識力の向上においても重要なツールとされ、深刻なメンタルヘルスを抱えている方々にも、
大いに役立つ可能性が出てきているとも言われています。
音楽は国境を越える!
なんてことも昔から言われていますね!
著者自身、「言葉が通じなくても音楽で心と心を通わせられる」と心底思っています。
「自分と向きあうための音楽」
「ひとと繋がれる音楽」
生きていく上で欠かせない大切なエッセンスのひとつとして捉えてみてはどうでしょう?
あなたは今日はどんな音楽を選びますか?