自分を愛すること

愛
自分を愛することができなければ
だれのことも愛せない。
“できない”にフォーカスしたこの視点。
自分を愛することができるからこそ
だれかのことも愛することができる
“できる”にフォーカスしたこの視点。
同じ意味なのに。
視点が違えばイメージが変わる。
本当の意味で私たちが”わたし”の人生をスタートさせたのはいつからだろう?
絶望からか希望からか。
どちらにせよ『私はわたしにしかなれないのだ』と気づけた瞬間からじゃないだろうか?
少なくとも私はそうだ。
あの子みたいに肌がツルツルになりたい。
あの子みたいに細ければ。
あの子みたいにお金もちならば。
あの子のように誰とでも仲良くなれたら。
可愛い”あの子”に近づきたくて買うリップ
“あのこ”のようにキラキラしたくて買うワンピース
わたしは確かにここに存在しているのに。
女の子はいつだってここにいる”わたし”じゃなく
別の”誰か”になろうとしたがる。
でもね、気づいて欲しい。
そのリップがあなたをかわいくしているんじゃない。
これを付けて可愛くなった自分に、ワクワクしているその”トキメキ”が、あなたを可愛くしているんです。
かわいいあの子と同じワンピースがあなたを輝かせているのではなく、『これを着てキラキラした自分』その溢れ出る自信が、あなたを輝かせているんです。
弱さもわたしだけの大事なパーツだ。
欠点だって、わたしにしかない大事な特別だ。
できないにフォーカスするのもわたし。
できるにフォーカスするのもわたし。
美しさとパワーは既にもう、内側にもっている。
私たちはどんな世界だって
自分自身で描くことができる。
既にある、それに気づいた瞬間が
“自分を愛すること”の始まり。
目の前で発車していく電車は
わたしの1日にゆとりをくれる。
たった10分もゆっくりできる時間がないなんて
あなたはもっと休んで。自分をちゃんとみて。
そう言われているみたい。
1人じゃできないことは宇宙がこうやってサポートしてくれる。
女の子は、乗り越える強さを身につけるレッスンをもうやめるべきだ。
未完成を愛せる強さを身につけよう。
ありのままの自分でいいのだと。
不完全を抱きしめる勇気を持とう。
私はわたしにしかなれないけれど
私はわたしだから広げられる愛がある。
シミのある肌でも、脂肪がついた体でも、
この顔も、この性格も、全てが
私だけのカスタマイズだ。
愛すべき特別だ。
私たちは妻にもなる。母にもなる。
でもね、立場を変えても
“わたし”であることはいくつになっても変わらない。
気づいた瞬間がいつでも”わたし”の本当のスタート。
愛を込めて。