LGBTQ+から学ぶ。世界のジェンダー事情 !

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『普通』はこの世に存在しない。
近年日本でも多く声を挙げられるようになった
LGBTQ+。言葉は知っている。何となく知っている。という方も多いのではないでしょうか?
きっと、『少数派の特別な人たち』という認識でいる人もまだまだいるでしょう。
ですが、この『LGBTQ+』というカテゴリー分けは私たちのジェンダーを表現する為の本当に本当に、ごく一部でしかありません。
全ての人が望むままの姿で、ありのままの自分を表現できる世界になるために。今、知っていなければならないジェンダーの話をLGBTQ+というカテゴリーを使ってお伝えします。
・普通だと思っていたものは、あなたのちっぽけな主観だけで世界をみていたから。
・LGBTQ+を理解する上で1番に重要なポイント。
・そもそもジェンダーを生み出したのは私たちという忘れてはいけない事実。
・LGBTQ+とは実際どういうこと?
・あなたのセクシャリティにも名前がある!
・シスジェンダー、ヘテロセクシャル』とは?
・ジェンダー平等の世界を実現する為に。今すぐあなたに出来ること。
・普通だと思っていたものは、あなたの主観だけで世界をみていたから。
まず始めに、nanaturalmediaを通してこのカテゴリーを知ろうとして下さっている、今この記事にたどり着いてくださった方たちは、食、マインド、健康、ファッション、環境 etc、、、
人生においての様々な側面からセルフラブの大切さを理解し、”ありのままの”自分で生きる愛を大切にしようとしている方たちであると筆者は認識しています。
あなたや私が、異性を好きに”なる”ように。
同性を好きになることや
異性と同性どちらも好きになることは
そんなに【不思議な】ことなのでしょうか?
人を性的な感情で”好きにならない”
ことは【可哀想な】ことなのでしょうか?
自分を”男でも女でもないんだ”
と認識することは【変わっている】ことなのでしょうか?
答えはすべてNOです。
私たちはつい忘れてしまいがちです。
あなたが、普通だと思っていることは
あなたの主観が、ベースになっているからで、世界のほんの一部にすぎないかもしれないということを。
LGBTQ+を知る上で1番に重要なポイント
このnanaturalmediaは
“女性は競い合うものではなく、補い合いサポートしあうもの”というコンセプトの元立ち上げられました。
ここを例に取ってみてみましょう。
女性なら
◼︎化粧をしないといけない
◼︎痩せてないといけない
◼︎肌は白くないといけない
◼︎毛が生えていちゃいけない
◼︎家事ができなければいけない
◼︎結婚して子供を産まなければいけない
◼︎子供や夫の事を1番にしなければいけない
これらを無理やり押し付けられるのはとてつもなく古い考え方で、ここに達してるか達してないかで、自尊心を擦り減らせ合う女性の世界を、私たちはもう望んでいません。
私たちはどんな立場や環境にいようとも、もっと自由に、望むままの自分でいることを、許されていい存在です。
今も尚、これらがまかり通る世界なら、なんと生きづらく、自分という価値のある存在を粗末に扱わなければいけないのでしょう。
そもそも、女である前に、『わたし』という存在があります。
そして、女と決めるのも男と決めるのも
『わたし』であるべきです。
私たちは、それを理解しています。
いかなるジェンダーアイデンティティも同じではないでしょうか?
LGBTQ+を知るにあたって、1番に理解するべきことは、私たち人間は、一人一人違うのが当たり前なのだということです。
あなたが、誰とも同じじゃない
たった1人の特別な存在であるように。
女であっても、様々な人が存在します。
男であっても、同じことが言えます。
あるいはその両方であったとしても。
人間は、決して1つの言葉ではまとめられないのです。
レズだからゲイだから、こういう人なんだよね?
トランスジェンダーってこういう人だよね!
そういう風な捉え方は、まず間違っています。
LGBTQ+とはひとつの表記にすぎず、
その1人1人にアイデンティティが当然あります。
セクシャリティがその人の一部であることは重要かもしれませんが、決してその人の全てではありません。
カテゴリーだけでその人を判断しない心を
私たちは必ず、どんな場面でも忘れるべきではないのです。
そもそもジェンダーを生み出したのは私たちという忘れてはいけない事実
ージェンダーを創り出したのは人間です。わたしたちはこれからジェンダーの規則を破っていきましょう。なぜなら実情に合っておらず、害を及ぼしていることが多々あるからです。
ジェンダーの規則に従わずに行動することで、わたしたちは絶対不変のジェンダーから離れ、誰もがのびのびと、自分の望むままの体で、望むままに愛し、望むままに装って、怖気づくことなく生きる方に向かって進んでいくのです。
わたしたちは、自らが創り出したものから解き放たれなければいけません。あるいは、少なくとも、それを目指して努力しなければ。ー
*イラストで学ぶジェンダーの話〜みんなと自分を理解するためのガイドブック〜 より引用
そうです。そもそも、ジェンダーを創り出したのは人間です。性別二元論に導いていったのも人間なのです。
何千年も前の歴史の中で、ほぼ全ての国には男性とも女性とも言わない人々が既に存在していました。しかも集団で。
植民化が進み、意図的に男性的役割と女性的役割を与え、習慣化させ、偏見を植え付けられ、統率しやすいようにコントロールされ、本来持っている能力を封じ込められて生きた先住民たちがいます。
何世紀にも渡って、あらゆるメディア広告により、男らしさや女らしさといった概念を刷り込まれてきました。
いつかの人間が作ってきた道に、今も尚、人間は苦しめられているのです。
ですが、だがらこそ、変えることもできるのです。
だってジェンダーは人間が生み出したものなんだもの。
まずは、ジェンダーのほんの一部であるLGBTQ +とはなにか知っていきましょう。
LGBTQ+とは実際どういうこと?
LGBTQ+とはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィアまたはクエスチョニングの頭文字を取った総称です。
+にあたる部分をもっと詳しく表記するなら
LGBTQQIP2SAA……と限りなく続きます。
なぜならセクシャリティの自由は、表記できないほどの多様性があり、正しさはなく増え続けるものであるからです。そういう意味もあり、その他のセクシャリティを+として表現されています。
・Lesbian:レズビアン
自分は女性だと認識していて、性的な意味を含め好きになる人は女性の同性愛者。
・Gay:ゲイ
自分は男性だと認識していて、性的な意味を含めて好きになる人は男性の同性愛者。
・Bisexual:バイセクシャル
男性と女性両方に惹かれる両性愛者。
・Transgender:トランスジェンダー
生まれた時に割り当てられた性と別の性を自分自身で認識している人のこと。
・Questioning:クエスチャニング
自分の性別がわからない、意図的に決めてない、決めるべきじゃないという思考を持つ人、決まってない人、模索中の人のこと。
・Queer:クィア
性別二元論のアイデンティティを持たない人のこと。元々は侮辱的な表現での”変わり者”(日本でいう”おかま”と呼ばれてたような表現に似てる)という意味で使われていたが、今は多様なジェンダーを包括する肯定的な意味で使われている。
その他にも、
・Asexual:アセクシャル
他者に性的な関心をまったく、あるいはほぼ持たない人。または性的な欲求が低かったりほぼない人のこと。
・X-gender:Xジェンダー
男でも女でもなく、自分はどの性別でもないと自認する人のこと。
など、ジェンダーを表現するカテゴリーは数多く存在します。
あなたのセクシャリティにも名前がある!
『シスジェンダー、ヘテロセクシャル』とは?
多くの人は名前があるジェンダーを特別なグループだと捉えがちです。
ですが、いわば”今の時点では”一般的とされる人々はこういったカテゴリーに当てはまります。
・Cisgender:シスジェンダー
生まれた時に与えられた性と自分が認識する性が一致している人のこと。
・Heterosexual:ヘテロセクシャル
異性愛者のこと。
あの人たちには、特別な名前があって私たちはノーマル。
その知識しかなかった頃と、私はシスジェンダーでヘテロセクシャルです。
と認識するあなたの心の感じ方はどうでしょう?
マジョリティとマイノリティ。
確かに、LGBTQ+の人は少数派かもしれません。
ですが、このセクシャルマイノリティと呼ばれる区別の仕方にすら違和感を感じます。
ジェンダーも、セクシャリティも、多い少ないで考えるのではなく、1人1人の特別な個性であると捉える世界が、魅力的だと思いませんか?
ジェンダー平等の世界を実現する為に。今すぐあなたに出来ること。
意識していなくとも、私もあなたも、自分が男であるのか女であるのか、あるいはそのどちらでもないのか、どちらでもあるのか、認識と共に体を有しています。
みんな、選んだ体を使って、性が浸透したこの世界を経験している最中なのです。
例え、身体と心が別々だと感じても、あなたが感じるならばその感覚は必ず、
あなたにとって正しいですし、あなたの人生へだけに贈られた特別なギフトでもあります。
もし、仲間がまだ少ないと感じる人がいるなら
私たちは自分とは違うジェンダーを持つ感性を
受け入れる愛と
サポートし合える優しさが必要です。
大きなことから些細なことまで、まだまだ、誰もが自身が望むまま心で望むような装いで、ありのままに表現することができていない現実が存在します。
世の中には男と女しかいないという前提の、当たり前の概念を変更していかなければいけません。
だって、誰も彼も、わたしもあなたも、
どんな人だって苦しむためにここに生まれてきたわけじゃないのだから。
ジェンダー平等を実現させる為には
完璧ではないけれど、このように生まれてきた私が、わたしは大好きだ!と、言いたい人が心置きなく口に出せるように。
この地球に住む1人1人が、価値観のアップデートを許す必要があります。
その為には、世界には男と女だけでは語れない多様なジェンダーがある事を、まずは知ることがファーストステップなのです。
あなたがシスジェンダーだろうと、ヘテロセクシャルだろうと、
自分との違いを受け入れる感覚を、まずは取り入れることが、今すぐあなたに出来ることの1つです。
初めは理解できなくてもいいのです。違いは先生。違いを恐れていたら何も学べません。
今はまだ知らないなら、知っていけばいいだけです。
まだ知らなかった愛の輪っかが広がることは可能性に満ち溢れ、キラキラとしているはずです。
知っていくことが、変わっていく1歩でもあるはずです。
『普通』なんて世の中に存在しません。
誰か基準のものさしではなく、自分のものさしで幸せな人生を生きていいのです。
全ての人が、ありのままの自分を愛すことができる
そんな人が1人でも多く存在できる未来のために。
愛を込めて。