【新卒入社するなら大手企業が良い理由3選】

2021年6月3日のnanatural media記事
「【それゆけ!ビジネスウーマン】好きなことを仕事に、は幸せなのか?」
(https://nanaturalmedia.com/happy-about-what-you-do/)
で述べた通り、私は「好きなことを仕事にする」ことにこだわっていません。
特に新卒入社する会社選びでは、重視すべき点は他にたくさんあります。
その一つが大手かどうかだと考えています。
バブル崩壊以降、大手企業の業績も伸び悩み、
年功序列・終身雇用制度も過去のものになりつつあります。
たしかに、大手に入れば一生安泰という時代ではないでしょう。
それでも、ファーストキャリアとして大手企業に就職するメリットはたくさんあります。
今回はその中でも3つをお伝えします!
①充実した新人研修
まず、研修制度が充実していること。
中小企業では指導が配属先の上司に任され、
それによって指導内容・丁寧さにバラツキが生じます。
一方、大手では入社後1〜2か月は全国の新人を対象に同じ研修プログラムが組まれるので、
スタートで差がつくとがありません。
また、この1〜2か月というのもポイント。
研修中の社員は1円も稼がず給料だけ取っていく存在なので、
中小企業では1日も早く働かせたいと考えているでしょう。
そうなると研修期間は短くなり、最低限のことだけ教えて、
すぐに現場へと送り込まれることになります。
それに比べ大手企業は新人を育てる金銭的・人的余裕があります。
大手企業は自社で使える人材という狭い範囲でなく、
社会人として恥ずかしくない人材を育てようとしてくれます。
そのため、自社で使うスキルだけでなく、社会人としてのイロハも研修カリキュラム
として組まれているのです。
このような基礎的なことは、このタイミングで学んでおかなければ、
二度と教えてもらえない可能性もあります。
②やっぱり給料も大事
入社前は「好きなことをできたらお給料は低くてもいい!」と言っていた人に限って、
仕事を辞めたがっていることに驚かされる今日この頃です。
「生活するにはやっぱりお金が必要だから。」というより意外にも
辞めたい理由はそこではない様子。
では何が不満なのかというと「思っていたのと違う」ことだそう。
当たり前ですが、入社してすぐは雑用係です。
例えばケーキ屋さんに就職したとしましょう。
ケーキを作りたくて入ったのにはじめは洗い物、計量、掃除で1日が終わります。
(私はケーキ屋でバイトしたこともなければ、ケーキ屋の知り合いもいないので100%空想です。)
就職説明会ではキラキラした部分しか教えてくれないので、このギャップに不満が募ります。
ここでお給料がそこそこあれば耐えれるのが人間の面白いところ。結局そこ?ってね。
好きなことをするために給料は問わなかったのに、
「好きなこともさせてくれない!」という不満が積もりに積もるらしいです。
経験がないうちに職を転々とすると、いつまでも新人で雑用係のままになります。
お給料がしっかりあることで、学びに投資して、より早い成長も見込めます。
③のちのちまで響いてくる先輩・同期・後輩との繋がり
そして、大手企業に入るとたくさんの人々と出会えます。
大手企業に入れるくらい優秀な人たちからは刺激をもらえますし、
そのつながりは退職後も大切なものになります。
好きなことを仕事にしてはいけないわけでは決してありません。
ただ、それはセカンドキャリアでいいのではないか、というのが私の考えです。
大きな組織に勤めることで社会で必要な最低限のスキル、
そして大手企業出身という信頼を得ることができます。
これから就活をされる学生の皆さんは、ぜひ参考にしてください!