【選挙】に行こう!

日本ではもうすぐ国政選挙があります。
私は選挙権を得て以降、欠かさず投票に行っています。
政治にとても興味があって詳しいわけでも、特定の政党・候補者を支持しているわけでもありません。
それでも必ず選挙に行くのには理由があります。
〈勝ち取った選挙権〉
戦前は女性には選挙権がありませんでした。議員に立候補できないだけでなく、投票権もありませんでした。
そもそも選挙というものがなかった時代から、高額納税者である男性、すべての成人男性、すべての成人(5年前から18歳以上)と有権者が増えていきました。
それは勝手に与えてもらったものではなく、先人たちが必死で戦って手に入れたものです。
その努力のおかげで、現代の私たちは何もしなくても選挙権があります。
しかし、若者の投票率は決して高くはありません。
先人が欲しくても手に入らなかった選挙権、苦労して勝ち取った選挙権、どうしてこんなに簡単に放棄できるのでしょう。
先人は今の状況を見て、さぞかし落胆されていることでしょう。
〈若者も政治に興味がある、というサイン〉
私も政治を追っかけているわけではないので、投票日間近になって候補者を調べたり、政党のホームページを見たりするくらいしかしていません。
そして、私の住む選挙区から立候補してるのは父親より年上の男性(だから悪いということではないけど)ばかりだったり、この政党のこの政策はいいと思うけどこの政策はイマイチだったりと、誰に・どこに投票するか決められないことも多いです。
それならそれで、白票でもいいと、私は思っています。
投票したいと思える人・政党がないから選挙に行かないのではなく、白票も立派な1票です。
そうして若者も選挙に行く、政治に興味がある、とアピールすることはとても大切なことです。
票の欲しい候補者は投票に来てくれる人に向けた政治をします。
若者が選挙に行かなければ、若者よりも年配者にウケの良い政策ばかり掲げるでしょう。
あとから嘆いても遅いのです。
〈学校教育に一言〉
我が家は妹が今回から選挙権を得ます。
今度の選挙は一緒に行くよ!と伝えると、
「総理大臣決めるやつ?」
と言われました…。
日本は大統領制じゃないって学校で習わなかったの?
どうせ衆議院と参議院、与党と野党の違いもわかってないんだろうなぁ。
学校は一体、何を教えてるのでしょう。
社会の時間に座学で教えてはいるのでしょうが、妹のような生徒の耳に入ってるとは思えません。
社会を生きていく中で大切なことは、教科書から離れて、ディスカッションなどを通じて伝えるべきだと思います。
興味のある人だけの政治ではなく、全国民の政治になる日を願って。
Shion