ストレングスファンダーを通して、対人関係が変わった話

ストレングスファンダーって聞いた事ありますか?
アメリカで開発された「才能診断」ツールなのですが、177個の質問に回答すると、
34個の資質の順位が出されます。
この資質というのは、無意識下で繰り返し現れる
思考
感情
行動
の特徴で、その人の強みとなります。
わたしの会社では、マネージャーがチームメンバーにストレングスファンダーの本をプレゼントしていました。
マネージャーも部下の資質を知る事で、メンバーそれぞれのマネジメント指標にしている様でした。
わたしの友人がストレングスファンダーのコーチとなったので、
資質を知るための講座に参加した事がありました。
事前に参加者はテストを受けて、自分の資質の順位を出していました。
誰一人として資質の順番が同じ人はいませんでした。
そこで学んだ事がこんなにも人間関係に良い方向に作用するとは思ってもいませんでした。
実際何があったかと言いますと・・
実例その1:
新しく上司となった男性マネージャー
なんだか神経質そうで、無表情。
ものすごく細かくて、会議でも歯に衣着せぬ物言い。
わたしが一番苦手なタイプの人でした。
会議で空気読まずに、まとまりかけていた事をひっくり返す様な事を言う
なんて信じられない!と毎回ドン引きしていました。
・・・が、
資質を学び、ものすごくマネージャーと分かり合える様になりました。
とっても慎重な方なのかな。
これでいいや、ではなくて、これがいい!と常に最善の判断をしたい方なのかな、
彼の周りに読むべき空気はない。
1対1だとよくしゃべるし笑う。
だから相談ごとは個別にしよう。
こんな風に、
苦手と思っていた事の見方を変えたら、驚くほどスムーズに仕事ができる様になりました。
実例その2:
我が家の長男の話です。
彼はいつも、数日先の事や週末に何をするのか
を聞いてくる子でした。
わたしは数日先、ましてや週末の予定、再来週の週末の事なんて、お天気も分からないし
(心の声→今忙しいのだから先の話なんて聞いてこないで!)
なぜ聞いてくるのか理解不能でした。
しかし!
長男と同じ、先の予定を知りたい、知らないと不安という方が参加者にいたのです。
なんと、びっくり。
その方はお子さんの学校からの年間スケジュールを
今か、今かと待ちわびているとの事。
予想していた日に子供が年間スケジュールを持ち帰らないと学校にお電話して、
いつお手紙をいただけるのか確認してしまう程との事でした。
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なんで?
そんなに大切?
大切だったのです。
未来のこと、先の予定がものすごく大切な資質の人っているのです。
そこで長男に聞いてみました。
「先の予定がわかっていると安心する?」
「安心するに決まってるじゃん」
「じゃあさ、急に今からお出かけしようって言われるの嫌?」
「嫌だよ。先に(遅くとも前日らしいです)言っておいてくれないと、
色々やること決めてるから予定を変えられたくないんだよ」
へ〜が止まりませんでした。
それ以来、長男とは今週の予定、
来週の予定、
月間で決まっている予定は随時カレンダーに書き込むことにしました。
こんな風に、
資質を知るだけで
わたしにはあの人のこと理解できないけれど
あんな資質が上位なのかな?
こんな資質が上位なのかな?
と想像を巡らせたら、
嫌い!苦手!
という感情から解放されると思います。
言い方次第、見方次第
本当人間関係って面白いですね。
hana