体も環境も喜ぶ。フレキシタリアン・ライフスタイルを始めよう。

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エクアドルで、出来るところからエシカル生活を実践している、みきこです。

皆さんは、菜食主義の「ベジタリアン」「ビーガン」そして魚介類は食す「ペスカトリアン」とならび、「フレキシタリアン(別名セミ・ベジタリアン)」という言葉があることをご存じでしょうか?日本で最近耳にする「ゆるベジタリアン(ゆるベジ)」とはどう違うのか?この記事ではその違いを説明します。

環境問題に敏感だけど、食生活には柔軟なフレキシタリアン

「ビーガン」や「ベジタリアン」が増えてきた背景には、畜産動物が排出するCO2や飼育のための森林伐採を防ぐため、そして動物愛護など様々な理由があります。「ビーガン」「ベジタリアン」は肉を一切食べないという強い意志を持った食習慣を送っていますが、「フレキシタリアン」は環境問題に関心を持ち、基本ベジタリアンやビーガンとおなじ食生活を送りつつ、週に1-2回は適量の魚やお肉を食す人たちの呼び名です。普段の食生活からベジタリアンやビーガンに移行中の人が自分の立ち位置を表現するのにはピッタリの呼び名。環境のために何かしたいけれど、いきなりベジタリアンやビーガンにはなる自信がないという人にとっても、取り入れやすいライフスタイルだと思います。一方、日本の「ゆるベジ」は、どちらかというと、環境への影響を考えてというよりもダイエットや体調管理のために取り入れる人が多い印象です。

フレキシタリアンの食生活って?

「結局、フレキシタリアンって普通の食生活を送っている人じゃないの?」なんて声も聞こえてきそうなので、大まかな定義を説明します。

フレキシタリアンは・・・

l  基本ベジタリアンと同じ食生活を送っているが、週1-2回お肉や魚介類を摂取

l  動物性たんぱく質を避け、植物性たんぱく質を摂取する

l  加工食品を避けて出来るだけ自然性のものを摂る

l  精製された砂糖や小麦を使った食品を避ける

ただ、大まかな指針はあるものの、「週に何グラムまで肉を制限すればフレキシタリアンだ」などの決まりはありません。要するに、「積極的に肉や加工食品などの摂取を減らしているか?」がカギ。一方、ゆるベジはフレキシタリアンと似たような食習慣を送る人もいるけれど、「健康的な野菜生活を取り入れましょう!」「野菜って美味しいよ。」「野菜好きになりましょう。」といった、緩い取り入れ方をしているケースが大半のようです。

体にも良いフレキシタリアン食生活

ベジタリアンやビーガンと同様に、フレキシタリアンは肉の消費を減らすことで、環境負荷を減らす以外に健康にもベネフィットがあります。

l  プラントベースの食事を摂取し、加工食品を避けることで体重減少につながる

l  繊維が多く、砂糖や加工食品を避けることで糖尿病の防止につながる

l  主に抗酸化作用のあるフルーツや野菜を食べることで、がん予防に

ただし、お肉を極端に避けることで亜鉛やビタミン、カルシウムなどの不足が出ることもあるそうなので、心配なら栄養士や医師と相談してフレキシタリアン食生活を始めた方がよいでしょう。

ソーシャルライフにも取り入れやすい「フレキシタリアン・ライフスタイル」

柔軟的に肉を食べるタイミングを調整できるフレキシタリアンは、外食時にも気を遣うことのすくない、取り入れやすいライフスタイルと言えます。日本でも菜食主義に対する理解は徐々に浸透してきたものの、未だにビーガンやベジタリアンに対して「意識高い系」など、ちょっと皮肉った見方をする人もいるようです。「フレキシタリアン」にしても「ゆるベジ」にしても、始めた動機が何であれ、最終的には「人にも動物にも環境にも優しい世界の実現」というゴールにつながります。周りの目を気にせず気楽に取り入れられる、フレキシタリアン・ライフスタイル。自分の健康と環境のために、ゆっくりと取り入れてみてください。

みきこ

現在、夫と愛犬と南米エクアドル在住。エクアドルに来てから料理、スペイン語をはじめて毎日奮闘中。エシカルな暮らしを出来るところから実践中。

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