【日本の女性は世界で最も睡眠時間が短い】

生きていくうえで「睡眠」は欠かせないものですが、
睡眠時間は年々減少傾向にあります。
そして、私たちのカラダに想像以上の悪い影響を与えているのです。
毎朝すっきり起きることができない方、もしかしたら「睡眠負債」かもしれません。
今回は、日本人女性が抱える睡眠の問題についてご紹介します。
01/睡眠負債とは?
睡眠負債とはその名の通り、睡眠不足が借金のように積み重なっていくことを言います。
皆様は「寝溜め」といって、休日の日にたくさん眠り、
平日の睡眠不足を解消しようとしたことはありませんか?
実は、寝溜めは一時的にスッキリするだけであって、睡眠不足対策にはなりません。
この睡眠負債、寝れば返せるわけではないのです。
徐々に積み重なり、気付いた頃には手遅れになるかもしれません。
睡眠時間には個人差がありますが、
7時間睡眠がちょうどいい人が5時間しか眠ることができなかったとします。
するとこの時点で、2時間の睡眠負債が蓄積されることになります。
02/なぜ睡眠時間が少ないのか
理由としては様々あると考えられますが、
いちばんにあげられるのが、小さな子供を持つワーキングマザー。
現代は、共働き女性がとても多いのにも関わらず、
夫婦間の役割分担が他国ほど進んでいないそうです。
日本人特有の、家事や育児は女性の役目、という考えの名残かもしれませんね。
しかし時代は進化します。
女性も働く時代に生きているからこそ、より睡眠の問題に目を向けるべきだと思います。
よく耳にする「イクメン」という言葉。
親として当たり前のことをした時に、なぜ女性は普通、とみなされ、
男性はイケている、つまりイクメンと褒められるのでしょうか。
女性も男性と同じように働き、責任を背負っています。
女性を褒めるべき、というわけではありませんが、
もう少し女性をいたわることができる社会になってくれれば、
この問題も少しずつ解消されるかもしれませんね。
03/睡眠負債が及ぼす危険
睡眠不足でイライラしてしまったりしたことはありませんか?
睡眠不足はその人の良さを失わせます。
慢性的な睡眠不足は、意欲低下や記憶力の低下だけではなく、
ホルモンの分泌や自律神経などにまで影響を及ぼしてしまうそう。
実際に睡眠不足の人は、糖尿病や狭心症、心筋梗塞などの病気のリスクが上がるといわれています。
また、ホルモンの影響から、
睡眠不足は肥満へとつながることがわかっておりますし、肌トラブルも招きます。
いかがでしたか?
コロナ渦で、オンライン授業や、リモートワークによって
生活リズムが不規則になり就寝時間が遅くなる傾向にもあります。
就寝時間が遅くなれば、起床時間も遅くなり、悪循環になっていきますよね。
また、パソコンや携帯電話のブルーライトも睡眠の質に悪影響を及ぼします。
睡眠時間をメンテナンスの時間と考え、できるだけ確保することができますように。
多くの人が理解し、協力しあい、睡眠負債が積み重なることがない世の中になることを願っています。